新着情報

会員短信に新しい記事を掲載しました。(2021.08.27)              
第1回ナノカーボン未来技術講演会を開催します。(2021.08.19)
第61回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウムはオンライン開催となりました。(2021.7.29)
第61回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウムの特設HPを開設しました。(2021.06.22)
お知らせ‐公募情報 に教員公募を掲載しました。(2021.4.7)

トピックス

 

第61回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム

第61回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウムを下記のように開催します。ぜひ、ご参加ください。今回は現地とオンラインのハイブリッド開催を予定していましたが、COVID-19感染症拡大の状況によりオンラインのみでの開催となりました。(2021.07.29)

日程:2021年9月1日〜3日
会場:オンライン開催
実行委員長:平原佳織先生(大阪大学)
URL: https://fntg.jp/symp/fntg61/

Card image cap
第1回ナノカーボン未来技術講演会          

ナノカーボンの新たな可能性、未来の技術や用途に着眼した、未来技術に関しての講演会「ナノカーボン未来技術講演会」をFNTG学会、産総研、NBCIの3者共催により開催します。第1回講演会は「次世代電池とナノカーボンへの期待」というテーマで、3名の講師の方に最新動向をご講演頂きます。(2021.08.18)

日程:2021年10月15日
場所:オンライン
URL: https://unit.aist.go.jp/cnta/ja/lecture/lecture_top.html

     
Card image cap
Pacifichem 2021

環太平洋国際化学会議 Pacifichem 2021 が下記のように開催されます。フラーレン・ナノチューブ・グラフェン・二次元関連でシンポジウムがあります (#295,#356)。

日程:2021年12月16日~21日
場所:米国ハワイ州ホノルル市 および オンライン
URL: http://www.pacifichem.org

Card image cap

会員短信

 

フラーレンの球面構造が組み上がる様子を映像で捉えた

東京大学の中村栄一特別教授、原野幸治特任准教授,韓国IBSのDominik Lungerich研究教授らのグループは、平面状の炭化水素(C60H30)が徐々に反応し、曲面の中間体を経ながら、最終的に[60]フラーレン(C60)へと変換される様子を原子分解能電子顕微鏡の映像として捉えることに成功しました。C60の球面構造が組み上がるプロセスは未だ謎に包まれていますが、本研究では単層グラフェン上に担持した平面芳香族炭化水素分子に電子線を照射することで起こる多段階の脱水素環化反応を経るC60の形成反応を原子レベルで逐一追跡し、平面分子がお椀型分子になる段階、お椀型分子が球状分子になる段階のそれぞれで一気に環化が進行することを明らかにしました。この研究成果は、その形成過程が謎に包まれている多くのナノ炭素材料の形成機構について重要な示唆を与えるだけでなく、化学反応を目で見て研究する新しい研究領域「映像分子科学」が、自然科学分野の研究と教育において大きな役割を果たすことが期待されます。本成果は ACS Nano, 15, 12804–12814 (2021)に掲載され,同誌の表紙に選ばれています.また,東京大学韓国IBSよりプレスリリースも行われています。動画はこちらからご覧頂けます。(2021.08.27)


report210827
14cmの長尺なCNTフォレストの成長

早稲田大学の杉目恒志次席研究員、野田優教授、静岡大学の井上翼教授は、科研費(19K22090)の助成を得て、14cmの世界一長尺なCNTフォレストの成長に成功しました。CNTの集合体である垂直配向CNTフォレストにおいて、成長の自発的な停止が起こるため長尺化が難しくこれまで2cm程度のものが最長でした。この理由の一つとして速い成長速度と長い触媒寿命の両立の困難さが挙げられ、これに成長中の触媒の構造変化が関わっていることが分かっていました。本研究では、ガス中に鉄(Fe)とアルミニウム(Al)の原料を極微量に添加する成長方法を開発し、近年開発したガドリニウム添加触媒(Fe/Gd/Al2Ox)と組み合わせることで、早い成長速度と長い触媒寿命を両立させ、詳細な検討から長尺成長を可能にする必要条件を明らかにしました。その結果、ガス中へのFeとAl原料の添加がCNTの成長中に起こる触媒の構造変化を抑える効果があることが確認されました。論文はCarbon 172, 772 (2021)に掲載され、早稲田大学EurekAlert!などからプレスリリースされています。長尺CNTフォレストの成長中の動画はこちらでご覧いただけます。(2020.11.13)


report201113
フェムト秒レーザーで細いナノチューブだけを選択

産業技術総合研究所の宮本良之博士はNEDOプロジェクト「高輝度高効率次世代レーザー技術開発」と科研費(JP19K05103)の援助を得て、フェムト秒レーザーが物質に及ぼす影響を第一原理計算で調べています。この研究によって、単層カーボンナノチューブにフェムト秒レーザーを照射することで、あえて熱力学的に不安定なはずの直径が細いものを選択的に残す方法があることを提案しました。レーザー電場がカーボンナノチューブの長手軸に垂直になるように偏光した場合、あるレーザー電場の波形と強度においては直径が1 nmを超えるものを破壊し、それ以下のものを残すことが示されました。ジグザグ型とアームチェア型のナノチューブ両方において同様な結果が得られ、細いナノチューブの選択はカイラリティ依存のない現象であると期待されます。この計算には東北大学サイバーサイエンスセンターと大阪大学サイバーメディアセンターの大型計算機が使用されました。詳細はNano Lett. 20, 4416 (2020)に掲載されています。(2020.07.29)

report200729
1600フレーム/秒で分子の運動を捕らえる

東京大学の中村栄一先生と原野幸治先生らのグループは、単層カーボンナノチューブに内包したフラーレンの動きを1600フレーム/秒という世界最高のフレームレートで撮影することに成功しました。高速CMOS撮像素子を用いた動画撮影と画像処理技術を融合することによって、分子動画における従来のフレームレートを100倍程度上回り、かつ0.01 nmの分子位置の決定精度が達成されています。このスローモーション動画の解析により、ひとつのフラーレン分子がカーボンナノチューブの微小な振動と連動して並進運動や回転運動を行うことを明らかにしました。論文は日本化学会欧文誌Bull. Chem. Soc. Jpn.に掲載(オープンアクセス)され、Newsweekオンライン版でも紹介されています。動画はこちらでご覧いただけます。(2020.07.15)


report200715
フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会
事務局
名古屋大学 未来材料・システム研究所
未来エレクトロニクス集積研究センター
大野研究室内
事務局分室(問合せ先)
東京大学 工学研究科
丸山研究室内
Tel: (03)3830-4848
E-mail: secretariat@fntg.jp